今日ご紹介するのは、耳鳴りで困っていた板橋の70代の女性のM.Tさんです。
この方は、3ヶ月前より急に耳鳴りがひどくなってきて、病院にいっても歳だからしょうがないと言われ、漢方でどうにかならないかとご相談に来られました。
ご家族の方とご一緒にご来店になり、耳鳴りの症状をよく聞いていると、以前から少し耳鳴りはあったのですが、それまではジーと感じの音でしたが、最近はキーンをいう音がして気になってしょうがないとのことでした。
漢方では、『腎は耳に開窮する』と言うように、耳の症状は『腎』に関係している場合が多くあります。
このかたの場合は、【腎】に加えて、【肝】のバランスも少し乱れているようでしたので、肝と腎のバランスを整える漢方薬をお飲みいただきました。
(※漢方で考える【腎】とは、老化やホルモンに関係している臓器で、【肝】は血液の貯蔵や気の巡りに関係しています)
飲み始めてすぐに、耳鳴りの音が少し小さくなった感じがしてきたそうです。
その後、漢方の内容を少しずつ微調整しながらお飲みいただきました所、3ヶ月ほど前からあったジーと言う耳鳴りはまだあるのですが、そんなにうるさくないためにほとんど、気にならないとのことでした。
今も予防のために漢方薬の量を加減しながら、継続してお飲みいただいています。