不妊症の治療によく使う漢方薬を紹介しています。
今回は、海馬補腎丸についてです。
海馬補腎丸は、「腎陽虚」の人に使う漢方薬です。
(※腎陽虚とは、生長・発育・生殖、そして老化など関係している「腎」という臓器の弱りと、体を温める力も弱っている状態です。)
腎陽虚証に使う漢方薬にもいろいろあるのですが、この海馬補腎丸は動物生薬が多く入っていて、特に体をあたためる作用が強い漢方薬に分類されます。
ですので、暑がりの人には特に注意が必要です。
不妊症の治療には、腎陽虚証の男性不妊にも女性不妊にも使い、漢方の周期療法では一般的に高温期に服用してもらいます。
不妊症の治療以外では、海馬補腎丸は腎陽虚による腰痛や冷え性、疲労、精力減退などによく使います。
◆海馬補腎丸の成分
ニンジン、ジオウ、ダイカイマ、カイクジン、ブクリョウ、トウキ、ロクジョウ、ロクジン、オウギ、クコシ、ゴウカイビ、ロクキン、トウニン、サンシュユ、センタイカ、カリュウコツ、チョウジ、ホコツシ、ロクジン
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