季節の漢方

冬の漢方養生 (食養生)

漢方では、冬は活発な活動でエネルギーを消耗することは避け、「蓄える」ことを第一に
ゆっくり過ごす時期と考えます。

この時期に気(エネルギー)を蓄えることによって、春を元気に迎えることができるよう
になります。

食養生としては、体を暖めるものを多くとるようにして、冷やすものをなるべく少なく
してください。暖めるものとしては、下記の物を参考にしながら季節の旬のものをとって
いただけると良いでしょう。

冷やすものとしては、生野菜のサラダや南国の果物などは冬でも食べている方多いよう
なので、気をつけてくださいね。

その上で、

■風邪の予防に良い食べ物としては
温性のもの、辛みのあるもの、発散するものを多くとるようにしてください。
ねぎ、大根、 生姜、白菜、三つ葉、 葛など、

■関節痛の予防には、
冷えを除き、身体を温め血行を良くするものを多くとるようにしてください。
よもぎ、シナモン、紅花、焼酎(芋・米)のお湯割りなど

■腰痛の予防には
精をつけて腎を補うもの、温性のものを多くとりましょう。
くるみ、黒ゴマ、シナモン、羊肉、牛肉、松の実 など

皆さんも冬の養生を参考に、年末を元気に過ごし、楽しいお正月をお迎えて下さいね。