痔には、痔核と裂肛、肛門周囲膿瘍があります。
痔核は、直腸の末端部の静脈叢が腫れてきてできるのですが、痔核の出来る場所が肛門括約筋の内側にできるのを内痔核といい、外側にできるものを外痔核といいます。
症状としては、出血と疼痛があります。別名でいぼ痔と言います。
裂肛は、排便などによって肛門の粘膜が損傷してできるもので、主な症状は出血と疼痛になります。別名で切れ痔といいます。
肛門周囲膿瘍は、肛門が感染して化膿してできます。なかでも、肛門周囲の皮膚に瘻孔ができた状態を痔瘻といいます。別名で穴痔と言います。
治療としては、保存療法として抗炎症作用や循環改善、肉芽形成促進作用のある内服薬や坐薬、塗り薬などで治療します。
症状がひどい場合は、手術などの外科的治療をします。
漢方での痔の治療では、その方の体質や症状などを考慮して治療していきます。
一般的によく使う漢方薬としては、乙字湯や槐角丸、補中益気湯、桂枝茯苓丸、キュウ帰膠ガイ湯…などがあります。便秘があれば、便通を整えることも同時にしていきます。
東京で痔の漢方をお探しなら、板橋の漢方へ。