子宮筋腫
子宮筋腫とは
子宮の筋肉にできた良性の腫瘍のことです。
40代の女性の4人に1人が子宮筋腫を持っているといわれ、成人女性の多くがかかっています。
子宮筋腫の発生には、卵巣から分泌されるエストロゲンの作用が大きく影響してと考えられています。ですので、閉経後には自然に小さくなることもあります。
子宮筋腫の種類は、1)子宮の中に出来る場合、2)子宮の外側に出来る場合、3)子宮筋(壁)の中に出来る場合の3種類に分けられます。
症状
子宮筋腫になっていても、ほとんど自覚症状が無い場合が多くあります。
症状のある場合としては、ひどい生理痛や、出血量が多かったり、不正性器出血があったりします。
子宮筋腫が大きくなってくると、周りを圧迫するために、おしっこが近くなったり、便秘になったりすることもあります。
子宮筋腫の西洋医学での対応
病院での子宮筋腫の治療には、薬物療法と手術があります。
薬物療法では、ホルモン剤で生理を止めてその間に子宮筋腫を小さくしていこうとする方法です。ただ、副作用の関係で、継続して6ヶ月しか使えません。
手術の場合にも、ホルモン剤で子宮筋腫を小さくしておいてから切除します。
手術の方法は、昔は子宮の全摘出が多かったようですが、今は子宮を残して筋腫の部分だけを摘出する方法が一般的なようです。