蕁麻疹の体質改善

蕁麻疹

蕁麻疹

 

蕁麻疹とは、強い掻痒を伴った一時的な紅色膨疹で、2~3分から数時間後にはあとを残さずに消えてしまう皮膚病です。蕁麻疹には一時的に症状がでて、あとは症状がでない急性蕁麻疹と、症状がひと月以上たびたび継続する慢性蕁麻疹にわけられます。

 

蕁麻疹の原因

原因としては、 何らかに対するアレルギー反応や物理的刺激などがあり、皮膚の肥満細胞より、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されることによって生じます。

 

蕁麻疹を引き起こす誘引として考えられるものには、食べ物や薬、温度(冷温など)、物理的な刺激、ストレスなどがあります。

 

蕁麻疹の治療

治療としては、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などを使います。 また、蕁麻疹を引き起こす原因がわかる場合にはそれらを回避するようにします。

 

 

漢方での蕁麻疹への対応

漢方では、蕁麻疹は『風邪』が主に関係していると考えます。『風』とは、自然の風のように病気の変化早く、変化も激しい病変の事をいいます。

 

慢性の蕁麻疹では、その方の体質なども考慮して対応します。

 

例えば、疲れた時に症状がでると言う方には、疲れにくい体質にするような漢方薬を、冷えた時にでるという方には、体を温める漢方薬を使っていきます。

 

蕁麻疹に良く使う漢方薬

急性蕁麻疹の場合で皮膚の症状に対応していく漢方処方としては、消風散や茵ちん五苓散、茵ちん蒿湯、越婢加朮湯、香蘇散、荊防敗毒散、桂麻各半湯・・・などがあります。

 

慢性蕁麻疹では、体質を改善していくものとしては、その人の体のバランスの状態によってさまざまな漢方処方を使います。一例としては、加味逍遥散、当帰芍薬散、大柴胡湯、防風通聖散、補中益気湯、真武湯・・・などがあります。

 

皮膚の症状がでている場合には、皮膚の症状を落ち着かせる漢方薬も一緒に使っていくこともあります。

 

こちらの、蕁麻疹の漢方での改善例もご参考にしてください。

 

 

 

漢方相談の方法




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