高血圧の漢方

高血圧

 

・高血圧とは、最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上の高い血圧が継続している状態です。

 

・分類としては、原因が不明の原発性(本態性)高血圧と、原因がハッキリしている二次性高血圧に分かれます。
(二次性高血圧の原因の多くは、腎臓の障害です。)

 

・高血圧のほとんど(85~90%)が、原因のはっきりわからない原発性(本態性)高血圧といれれています。

 

・高血圧の状態を長く放置していると、血管や心臓に徐々に負担がかかり、動脈硬化や狭心症、脳梗塞、脳卒中のような合併症を起こしてしまうリスクが高くなってしまいます。
また、腎臓にも負担がかかり腎不全等の腎臓病の原因にもなります。

 

高血圧の症状

高血圧は自覚症状がほとんど無い病気ですが、まれに、以下の様な自覚症状を訴えることもあります。
・頭重感、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、動悸
・顔面のほてり、手足のしびれ

高血圧の漢方薬

 

漢方では、西洋医学のように血圧を直接下げるのではなく、体全体のバランスを整えながら、血圧を高くしている体質を改善していくようにしていきます。
それによって徐々に血圧を安定させていきます。

 

病院で血圧降下剤を処方されている方は、初めは漢方薬と併用していきます。

 

▼高血圧の漢方での分類

肝火上炎

ストレスや怒りで、気(エネルギー)の流れが滞り、それが熱をもった状態。
【症状】 顔や目が赤い、頭痛、耳鳴り、口が苦い

肝陽上亢

肝陰の不足や、肝と腎のバランスが崩れで、肝陽が相対的に亢進している状態。
【症状】 めまい、耳鳴り、顔や目が赤い、足腰がだるい、手足のほてり

痰 湿

体の水分代謝が滞って、体の中に停滞している状態。
【症状】 むくみ、めまい、はきけ、痰が多い、体が重だるい

オ血証

血液の流れが悪くなっている状態。
【症状】 顔や皮膚の黒ずみ、頭痛、固定痛

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加   

漢方相談の方法




page top